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2006年8月

暑中
長い間書いていなかったこのインスピレーション。
あっという間にもう8月も半ばに入る。早いものだ。NYの夏は暑い割には季節感があまり感じられない気がする。少なくとも
自分にとっては。
去年の今頃は日本/韓国ツアーに行っていた。今年の夏はツアーはないが、また日本でのバンドでの演奏を実現させたいと思っ
いる最近。今までとは少しつがう形でいいものができればと考えたり。

 

2006年6月

連続ライブ
今先週は木曜、金曜とインテルオセアニコでライブがあった。木曜は前述した新しいパーカッショニストMatt Kilmerを迎えて
のトリオ。ドラムが変わるだけで音楽もここまで変わるんやなあということを実感した。フレームドラムやオーシャンドラム
駆使しての多彩なソロは圧巻。素晴らしい!
金曜はFrancoがアルゼンチンから帰ってきたのでいつものトリオ+日本から今ニューヨークに来ている馬場君。週末ということ
もあってかお客さんも多かった。普通のお客さんも音楽を聴いてくれてありがたい。久しぶりのFrancoともと君のリズムセクシ
ョンの上で弾くのはやはり気持ちがいい。馬場君も変てこな自分の曲をきれいに弾いてくれて感謝!

  

The Dreadful Snakes
今日はレッスンに行く途中久しぶりにDreadful Snakesというバンドの"Alive"というアルバムを聴く。男のアルバムって感じ
の泥臭いブルーグラスにぐっとくる。Bela Fleckがこうやってオーソドックスとコンテンポラリーのぎりぎりのラインで弾く
バンジョーは大好きだ。ブルーグラスのアンサンブルのフィドル、マンドリン、バンジョー、ベース、ドブロ、ギターとい
う楽器編成はなかなか例を見ない素晴らしいアコースティックアンサンブルだなあと一人で感心。

 

繋がり
日本からギタリストの馬場君がNYにやってきた。土曜は家まで来てもらって、一緒に演奏。今週の金曜のトリオのギグに入って
っもらうことになっていてそのリハもする。自分の曲をNYに来てまで練習してくれてとてもありがたいと思う。ライブが非常に
楽しみだ。

今週の木曜のギグは新しいパーカッショニストMatt Kilmerが加わって新しいトリオで演奏する予定。昨日は初のリハーサル。
曲も事前にちゃんと聴いていてくれて、いざ音を出すと独特の世界。フレームドラムとカホンなどを組み合わせたユニークなス
タイル。こういう人とやりたかったー!っていう感じのミュージシャン。一緒にできてとても幸せ。

Kurtのライブ
IridiumにKurt Rosenwinkelのライブに行った。彼を見るのはかなり久しぶりだった。あんなに間近で見たのは初めてかもしれな
い。バンドも最高、ギターも最高。かなーり感動。あれだけ自由自在に弾けたら楽しいやろなあ。音色からフレーズから楽曲か
ら物凄い個性出してはります。

lluvia
最近ニューヨークでも梅雨のように雨がよく降る。今日は家を出る少し前から雲行きが変で、家を出て5分くらいから豪雨。
あっという間に通りは川のように、そして地下鉄の中にも水が入り込み、電車がストップ。駅の外には人が溢れ、皆がタクシ
ーを捕まえようとするが運転手はなぜか無視。仕方なく歩く人達。そして自分自身も歩く。目的地にはようやくたどり着けた
がかなり時間がかかった。そして帰りもまだ電車は止まったまま。困り果てる人達の群れ。

 

2006年5月

Los Changos
昨晩は大好きなバンド、Los Changosのライブに行った。場所は自分のバンドでもよく演奏しているイーストハーレムのCarlitos。
ドラムのFrancoが風邪のため欠席(一昨日のインテルオセアニコのギグも彼は風邪で欠席)でJulioとMotoのデュオだったのだが
全14曲いつもにも増して感動した。この感動を言葉にするのは難しいが、あの空間に自分がいてあの音楽を聴いているという
ことがとても幸せに思えた。演奏している二人の姿も美しかった。南米人の結束の強さも感じた夜だった。

Clarinet
時々バンドに参加してもらっているクラリネット奏者のヌーノにクラリネットが使われているCDをたくさん借りた。モーツアル
ト、ブラームス、バルトークそしてアーロン・コープランド。どのCDもよかったが、コープランドのクラリネット・コンチェル
トはとても感動的だった。クラリネットという楽器が好きだ。どんな楽器であっても音楽、演奏者によって良くも悪くも聞こえ
るし、楽器に甲乙などないとは思うが、それでもクラリネットの音色にはいつも魅了される。

 

 

2006年4月

ライブの感想
木曜日は久しぶりに55barにWKを見に行く。AnthonyとCliffの大好きなリズムセクション。見てかなり元気が出た。生きている
音楽をありがとう。
昨日はブルックリンまでトランペットのDanのバンドを聞きに行った。バークリーのときの懐かしい人達がたくさん来ていた。
普段自分のバンドで吹いてもらっているときとは違うDanかっこよかった。これが自分ですっていう感じで吹いてる姿は渋い。

 

Happyend
時々日本語の歌が聴きたくなる。最近聴いてるのは下の3枚。はっぴいえんどの2枚目と3枚目、そして細野さんのソロ作品。
どれもよくできてます。ふと頭の中で歌の一部を歌っている自分に気付く。

        

 

ギタリスト
今週は家に、日本にいるときから知っていたギターのどんちゃんが来た。同じ先生に習っていたのでその当時の話題なんかで
盛り上がる。新曲を披露してくれた。かなりの独特路線をいってるギタリスト。いろいろ話せてよかったし、刺激になった。
いろんなギタリストの弾き方を真似してかなり受けた。Mike Stern, Adam Rogers, Pat Metheny, Wayne Krantz...
昨日は前にも書いたことのあるKoranが来て、セッションとトーク。彼もまたおもしろい発想力。テクニックや、理論に関して
ユニークな角度から分析。毎回会う度に、ジャズを練習する気にさせてくれる。ちょっと前にはバークリーで一緒だった阿部
くんのトリオを聴きに行った。前からの曲もよかったけど、新曲もとてもよかった。いいメロディー!ギター三昧です。

 

マンハッタンを歩く
ここ最近マンハッタンを歩くことが多い。少し暖かくなってきたせいか気持ちいい。一体どれだけの交差点があるのだろうと思
う。本当にたくさんの人がいて数えきれない店がある。よく町が機能していけるものだと思う。時折、見つけた店で一人お茶。
人を見る。楽し気な二人組、ビジネスマン、おばあちゃん。いろんな人がいる。それぞれの暮らし、時間の過ごし方、生き方。
そうやって時々たくさんの人が行き交う中に自分を置いてみる時間のもなかなかいいものだと思う。これは今までの自分にあま
りなかった感覚。

 

 

2006年3月

逃避行
寝る前にマイルス・デイビスの"On the Corner"を聴く。なんじゃこりゃ。どうなってるんや?。演奏してるみんなどんな感覚で
やってるのか。でも気持ちいい。自分が眠りにつくかつかないかの際の状態で、かすかに音楽を意識している。そんな感覚が好
きだ。ファンクにのせてマクラフリンのギターがかなりインド色の強いギターを奏でる。ta-ka-di-mi-thom....
一方、2枚目は武光徹。これも眠る前に聴くのもいい。予測不可能な曲の進み方が自分をどんどん違う世界へ連れて行ってくれる
ような感じ。

   

 

Yojimbo
なんとなく以前もらった近所の映画館のパンフレットを見てたら『用心棒』を上映しているというので観に行く。お客さんが
かなり多くて驚いた。映画に見入っている2時間は心は江戸のさびれた宿場にあったのが、映画館を出た途端ニューヨークの
町並みが入ってきて不思議な気分になった。撮り方とか雰囲気がジム・ジャームッシュの映画に近い気がした。

 

Liveの感想
早いもので3月ももうすぐ終わり。まだニューヨークは寒い日が続いている。バンドのライブは来月初めまでなし。そんなに間
が空いたわけでもないし、むしろ先週ライブをやったところだが、長い間一緒に演奏してないような気もする。それまで頻繁に
会ってライブやリハをしたりしてたからだろう。先週のライブでは久しぶりに5人編成でトリオに歌とクラリネットが加わり、
バンドのカラーを少し拡げた演奏になったと思うし、いろいろあって楽しめるライブだったのではと思う。今年はいろんな編成
でやってみたい。歌ものも書きたいと思う。後のグループLos Changosはボストン以来見るセプテットの編成で、見ていてボスト
ンの頃を思い出したりした。本当に美しい音楽だ。

下はライブの写真。1枚目はヌーノ、2枚目はマルタを入れた編成。

 

Juan Falu
3/8アルゼンチンのトップギタリストJuan Faluがニューヨークで演奏するというので見に行ってきた。ギター一本でこれだけ聞
かせるのは本当にすごい。当然ギターだけなのでその音色しかないのだが、聞こえてくるのはオーケストラのような調和された
音の連なり。こういうコンサートを体験したのは初めて。曲と曲との間のしゃべりもゆったりとしてていい感じ。終わって楽屋
に行き数人でJuanと集う時間を過ごす。何気なく彼が弾き始め、そのギターにみんなが酔う。その後みんなでセッション大会。

 

 

2006年2月

GILFEMA
GILFEMAというのはバンド名でギター、ベース、ドラムスのトリオ。Lionel:ギター、Massimo:ベース、Ferenc:ドラムス。昨
このトリオのライブを見に行った。ちょっと前にリリースされたバンドのCDはよく聴いていたので音楽は知っていたが、実際
ライブで見るとだいぶ違った。とにかくリズムが凄すぎた。一体あのリズム感は何なのだろう?そんなことを考えながら演奏し
ている3人の姿を見ているとふと別世界へ引き込まれていくような陶酔感に包まれた。魔術的というか、何かそんな感覚。

 

『私という小説家の作り方』
「次作に向けて私はこれまでなにひとつ書いてこなかった者のようにして、じっと耳を澄ますほかない.....」大江健三郎
先週から取り組んでいた曲が今日ひとまず形になり譜面に書き残した。リハーサルで演奏してどんな風になるかが楽しみだ。曲が
完成して楽譜にする作業をしているときが、自分にとっての至福の時間の一つだ。偉大な大江さんと同じ土俵で自分を語るのは気
が引けるが、ものを作るという点において共感するところが多く、一つ一つの文が深い感銘と励ましにも近い印象を与えてくれる。

 

トリオ
昨日は久しぶりのオリジナルトリオでのライブだった。Franco, Motoとのこのトリオ、演奏を重ね、ツアーなども体験したせいか
演奏していてここが自分の居場所なんだと思わせてくれる存在だ。細かいことにこだわらずに柔軟に演奏できる「いい加減さ」も
魅力。自分を成長させてくれるこのバンド、これからどんな風に変わっていくのだろう。そのためにはまた新しい音楽を書かなけ
ればいけないなと感じた。


『見えない声の上に』(Koy Hye Suet Nam Seyelh) Tekyl Feinuhan (テキル・フェイヌーハン)2003

いつも見ていた
もう見れなくなると思って

いつも聞いていた
もう消え去ると思って

ふとした時に訪れる静けさ
受け入れられるはずだった思い出

あの村が戦火に包まれた日
言葉は涙に埋もれた

栄光の声が遠のいて
未練の上を雁が飛んだ

雨を求めてあれだけ多くの人が去っても
私と君だけが残った

でも私はもう戻れない
砂漠の下に佇んでいるのは
姿を失った君だけ

声だけが風に舞い続け
ライフルは砂に埋もれた

 

2006年1月

今年最初のギグ
今年最初のバンド、インテルオセアニコのギグが昨日あった。先月に続く2度目の編成(ベースのもとくんにフリューゲルホルン
んのダン)。たくさん人がいたけど、自分の演奏はだめだった。節目となる今年初のバンドでのライブで、しっかり弾きたかった
のだが。作曲者でリーダーでありながら中途半端な演奏をしてしまった。昨日のことを噛み締めてこつこつとやっていこう。どん
な状況の中でも気持ちをぐっと込めて弾けるサウンド作りをしないといけないなと実感。まだまだです。

 

 

2005年12月

今年最後のギグ
昨日今年最後のインテルオセアニコのギグは最近お馴染みのワルツにて。今回は初の組み合わせ。ベースのMotoくんにフリューゲル
ホルンのDan。先月からドラム以外にもクラリネットを入れたりといろんな編成で演奏してきたが、今回もまた新鮮な音になった。
もちろん同じ固定メンバーで演奏を重ねることでバンドとして成長していけるのは当然だが、同じ曲を違った編成で演奏することで
自分自身に少し余裕を持てるようになったし、出てくる音の違いをいい感じで受け止められるようになった気がする。

今年ももうすぐ終わり。ライブに来てくれた人達、CDを買ってくれた人達、影で支えてくれた人達。そして自分の曲を飽きずに毎回
演奏してくれるミュージシャン。いろんな支えの中で自分が音楽をやっていけるというのを強く感じたこの一年だった。これからも
自分自身弾いていて気持ちのいい音楽を作っていけたらと思うし、聞いている人達にも、こんな音楽があるのかあと新鮮な感覚を抱
いてもらえたらと幸せに思う。

 

Boston
週末はかなり久しぶりのボストンへ。今回の目的はトリオのCDのミックス。今回の滞在では、自分がかつて住んでいた町や、毎日学校
に通っていた駅を通ったりと感慨深い3日間だった。約一年ぶりにバークリーにも行ったが、もう知っている人もかなり少なくなった。
毎年卒業してボストンを離れて行く人がいて、入学して新しい人が入ってくるという当たり前のことを今回実感して、時の流れの速さ
にふと驚いた。トリオのCDはとても面白いものが仕上がりそう。一体レコード屋のどのコーナーに置かれることになるなるのだろう?

      

 

Guitars
写真左のギターは本郷道太氏によるハンドメイドギター。このギターを手にしたのがちょうど去年の今頃。一年にして更に見た目にも
音にも渋さが増してきた。世界に一本しかないユニークで魅力的な楽器。この一年弾き続けてきて、今このギターに出会って本当によ
かったなとしみじみ思う。一方、右の写真のストラトはいろいろとあって今回手放すことに。最近使う機会も少なかったし、やっぱり
どんどん使ってくれる人が持っていた方が楽器にとってもいいだろうとも思ったわけでこれがこのギターとの最後のショット。

     

 

Theo Bleckmann
昨日はシンガー、コンポーザーのTheo Bleckmannのコンサートに行った。NYにいながら人のコンサートを見に行くのは久しぶりだ。
本当に素晴らしいライブだった。たった一人のパフォーマンスだったが、あの表現力に本当に圧倒された。彼のやってることは新しい。
こんな音の世界を創り出せるのは彼しかいないだろう。いつかバンドで歌ってもらえたら最高だろうなあ。終わってから少し話をした
がとても気さくな人だった。あの時間の一つ一つの瞬間を思い出すだけでも、感動が蘇る。

The Waltz
今週火曜はNuno, Motoと3人で演奏。場所は11月から演奏しているアストリアのワルツ。店のオーナー、スタッフの理解もあって
頻繁に出演させてもらってとてもありがたい。メロディーを安心して任せることのできるNunoの存在は貴重だとあらためて思うし、

ベース以上のことをいつも提供するMotoのポテンシャルもあって、このドラムなしの3人での演奏もなかなかいけるということが
わかった。Nunoはもうすぐポルトガルに帰るのでこの3人での演奏は来年になるがこれからが楽しみなプロジェクトだ。

 

Conversacion
昨日は雪。ルームメイトが全員揃ったのでみんなで御飯を食べた。いい時間だった。
ルームメイトのコラン(ギタリスト)とセッションをする。同じ年ということもあってか、お互い興味があることも似ていていろ
んな話もした。その後セッションのMDを二人で聴く。こうやって演奏を二人で聞くやり方は随分と久しぶりだ。なかなか面白かった。
結局夜遅くまで音楽とギターの話で盛り上がった。自分とは全然違う角度から物を見ているということを知りかなり刺激になった。

 

トリオ
11月から今までにないペースでインテルオセアニコ・トリオで演奏している。やはり数をこなすと違ってくる。同じ曲をやっても
毎回違ったアプローチを見せてくれる柔軟なリズムセクション。こうやって同じバンドで演奏活動を続けていけるのは本当に幸せ。

 

レコーディング
先週ピアニストのアンドリューキムのレコーディングが二日に渡ってあった。スタジオはブルックリンのSystems Two。普段聴い
いるニューヨークのトップミュージシャンの多くが使うスタジオだ。スタジオの作りもすごく洗練されていてよかったし、エンジニア
アも仕事をバリバリこなす感じでかなり渋かった。朝から晩までの長丁場だったが、とてもいい経験になった。

from left: Frano, Marta, Me, Andrew, Moto & Dan

 

2005年11月

クラリネット
先週末はバンド、インテルオセアニコにクラリネット奏者ヌーノ・アントゥネスを迎えライブをした。彼はバリバリのクラシックの
プレーヤーで自分とは全く違うものを持っているなと感動。本当に美しい音を奏でるので、自分のギターの音の荒さがよく分かった。
クラリネットの響きを想像して書いた新曲も実際に一緒に演奏してみると、思っていた以上にいいものに仕上がってうれしい。彼は
今までずっとクラシックの世界で活動してきたわけだが、こうして同じ音楽を共有できるのがとても幸せ。演奏した店の人も普段とは
違ったこの編成にも興味を持ってくれたようだった。ライブの写真


Toninho Horta / "Com o pe no forro"

トニーニョ・オルタの最新作。今回の作品はブラジル北東部のフォホ−という音楽をベースにしたアルバム。曲によって様々な
ゲストを招いた形をとっている。今までの作品とは随分異なるが、胸を締め付けられるような切ないトニ−ニョ節は健在。シンプ
ルな編成でリラックスした感じのレコーディングだが、ちょっとしたアレンジとか歌の味とか、本当にため息が出るほど良い。
トニーニョの少々荒削りなエレキギターもなんとも言えない雰囲気を醸し出している。彼は一時期ニューヨークを拠点にフュージ
ョンっぽい作品を残してきたが、個人的には彼が本国へ戻って作ったこの作品が一番好きかも知れない。暖かい歌の数々。


 

2005年7月

 


"Jazz Argentino" with Los Changos Trio
今週は水曜日にマンハッタンのEl Taller Latino Americanoにて前にも書いたJazz Argentinoがあり、Interoceanico3と出演した。
この企画のメインは僕がアメリカに来て以来ずっと多大な影響を受け続けてきたバンド、ロス・チャンゴス。アルゼンチンの多様
なリズムの上にリーダーのJulioのセンス抜群の曲がのっかり、それをこの3人が演奏するとどこにもない独特の世界が拡がる。
ファーストセットはロス・チャンゴスが演奏し、僕も2曲参加させてもらった。小節の1拍目をほとんど弾かないリズムセクショ
ンの上でソロを取るのは難しかったけど、これからのためになった。セカンドセットは、インテルオセアニコ3に数曲ゲストとし
てJulioとFernandoが参加。本当に幸せな時間だった。この機会を与えてくれたロス・チャンゴスと一緒に演奏してくれたインテル
オセアニコに感謝。ライブの写真   

ニューヨークの時間
ここ最近はトリオの録音に向けて動いている。リハをやるたびに、メンバーそれぞれいろいろとアイデアを出し合ってきたけど、
ようやくアレンジなども固まってきた。自分にとってこの2ヵ月程の3人での練習、そしてベースのもとくんとの家練習はとても
有意義な時間だった。先は長いけど、こうして少しずつ何かを作り上げていく過程は何ものにもかえ難い。

6月の終わりはサッカー(Confederation's Cup)を見る。サッカー界のミルトン・ナシメント(勝手に僕がそう呼んでいるだけ)こ
とロナウジーニョ、ロビーニョなどブラジルチームの選手はやっぱり見ていてわくわくさせてくれる。来年のワールドカップが楽
しみだ。

独立記念日はアパートの屋上から花火を見る。その後夕食は、ルームメイトのかおりちゃんともとくんが、ミツワマーケット(日
本食材店)で買ってきた肉で焼肉。あーおいしかった!作ってくれた二人ありがとう!

昨日はマンハッタンのEl Tallerで今月から毎水曜行われるJazz Argentino(ジャズ・アルヘンティーノ)を見に行った。昨日は第
一回目でゲストバンドはベ−スのFernando Huergo Quintet。彼の音楽は、彼のCDのタイトル"Jazz Argentino"というタイトルが示
す通り、アルゼンチンのリズムとジャズが融け合った世界。かなり濃い音楽だ。ピアノを弾いていたのはバークリ−時代からの友
達で、ここ1年くらい会っていなかったLeo Genovese。久しぶりに再会できてすごく嬉しかった。彼のピアノはさらに磨きがかか
り、もの凄いことになっていた。来週はそのイベントに僕のトリオが出演します。とても楽しみです。

Musical Baton
ベーシストの福島幹人くんから回ってきました。

1. Total volume of music files on my computer:
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
ゼロ。

2. Song playing right now:
(今聞いている曲)
Victor Jara "Canto a lo Humano"

3. The last CD I bought:
(最後に買ったCD)
Los Changos Trio "NANN"

4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

Milton Nascimento "Tudo Que Voce Podia Ser"
ブラジルのミナス派音楽ファンには欠かせない歴史的名盤 "Clube da Esquna"の1曲目。このギターイントロが赤土の大
地への入り口。

David Binney "South"
NYのサックスプレイヤー。プレイもいいけど、曲も最高!作曲に関してかなり刺激をくれた人です。

矢野顕子 「中央線」
この曲の入ったアルバム"Super Folksong"を聴くと日本での大学時代を思い出します。当時本当によく聴いたCD。

武満徹 "My Way of Life"
「時が過ぎるのではない、人が過ぎるのだ。その過ぎてゆく人を何人も見たぼくもやがては過ぎて行くだろう」『私の生
活作法』より。曲の随所に現れる武満独特の和音のセンスにしびれる。

J.S. Bach "Violin Sonatas and Partitas"
美し過ぎる音楽。こないだ幼馴染みのバッハ・マニアの吉田君に教えてもらったギターヴァ−ジョンもなかなかよかった
です。

5. Five people to whom I'm passing the baton:
(バトンを渡す5名)
5人は思いつかないので一人だけ、ピアニストの谷岡かおりさんに回したいと思います。かおりちゃんよろしくー。

*過去のinspiration