2004年9月
雨の一日 今日は一日中雨だった。本当に丸一日降り続いた。家で事務的な作業をする。日本でのライブのための資料作り、フライヤー作り、NYのライブのため の宣伝など。でもこういう細かい作業は昔から好きだ。自分一人でどこまで質の高いものができるのか、いつもなかなか楽しい。話変わって自分の体 に気を使ってか、健康食品ばかり食べたりするのはあまり興味はないが、今日は家の前のオーガニックフーズで人参、りんご、セロリのミックスジュ ースを買い、夕飯はトマト、バジルだけのパスタ。ジュースはその場で作ってくれるのだが、入れる量が半端じゃない。人参なんか7本くらい入れて る感じ。肉を食べる気がしない日もある。といっても今までは肉がなかったらなんか料理にダシが効いてないようで嫌だったけど、今日は不思議とベ ジタリアンな気分。あまりパワーは出ないけど、なんか落ち着いた気分とでも言おうか。練習していて今日はいくつか発見があった。セゴビアン・ス ケールよくできてるなあ。
"Bownboi" Rokia Traore ずっと探し続けていたマリのシンガーRokia Traoreの新作を中古CD屋で安価で発見。それまでもヴァージンなどで見てはいたものの、かなり高かった ($30近かった)ので買わずに我慢してきたので、これを今回見つけたときはすごくうれしかった。内容はもちろん最高。ユニゾンの力強さを再認識し た。彼女の声と声の出し方は本当に美しい。こういうアコースティックなウエスト・アフリカンはやっぱりいい。前はキーボードなどが入ったポップ なアフリカンは嫌いだったが、いろいろ聴くうちにそれはそれでいいものもあるということが分かった。昔のYoussou N' DourやSalif Keitaのアルバ ムとかええなあ。
"Invisible City" by Dancertheater Be 金曜日にダンスを見に行った。踊っていたのはDancertheater Beというグループで、その一人が幼馴染みの松本直子ちゃん。彼女はNYに前から住んで いて先月20年ぶりくらいに再会した。ダンスを見に行ったのは初めてで、終わったあとすごく幸せな気持ちになった。場所は教会でその空間、音楽 そしてダンスどれもが溶け合っていて不思議な世界にいるような感覚だった。やってることは全然違うし、もちろん専門的な見方もあるやろうけど、 表現していることが自分と少し似ているようにも思った。みんなとてもかっこよかった。たくさんの人に見てもらいたい。
似るということ 夜中ヘッドホンでギズモンチを聴く。今になって彼の素晴らしさが分かってきた。ギターの腕前、ハーモニーのセンス、作曲。先月ボストンでライブ をやったときに1曲自分の曲を弾いたのだが、その後ブラジル人ギタリストに「君のハーモニーはギズモンチみたいだ」と言われた。今までギズモン チに似てると言われたことはなかったので不思議な気分だった。でも考えてみたら、確かにという気もした。最近の別のお気に入りはPachoraという グループのAstereotypicalというアルバム。クラリネットのChris SpeedやドラムのJimBlackが入ってるバンドでかなりアイデアが面白い。中近東の 影響が強い感じ。そしてこのアルバムの中の1曲が自分の曲に似てると友達に言われ実際聞いてみると雰囲気が結構似てた。なんか不思議やなー。こ の時代に新しい音楽を作ろうとするミュージシャンの方向ってのはやっぱり自然と似たりもするんかなと思った。でも俺はなんとかみんなが思いつか ない音楽をやってみたい。言うは易しやけど。
ニューヨーク一ヵ月 ニューヨークに引っ越してきて一月が過ぎた。早かったような、長かったような。その間何をしてたのかあまり思い出せないが、ここ最近はライブに よく行った。KJ Denhertもよかったし、Adam Rogers Trioもよかった。そして一人でライブを見るのがなかなか楽しいものだということも分かった。 休憩があまりにも長いと退屈するけど、その間同じく一人で来ている人と話すのも楽しい。そうやって話してみてここニューヨークのライブにはいろ んな人が来るんやなあと思った。高校生、ミュージシャン、バックパッカーなど。みんなどんな思いでライブを体験しているのだろう。そしてここの クラブにいるとジャズという音楽がグローバルな音楽でありながらも、やはりこのNYの真夜中の暗いクラブで育まれてきた音楽なのかと思えてきた。 ボストンに先日行ったが、本当に静かだった。ライブをやったのは2年前まで住んでいたブルックラインのバーですごく懐かしい気分になった。