2005年5月
Astoriaの5月 久しぶりのNY生活も2週間が過ぎて、前の感覚を取り戻してきた。といっても以前とは何か違う感じもするが。それはやっぱり久しぶりの長期の 日本生活の後というのがあるのかもしれない。事務的な作業で近所を歩き回っている。いろんな人達を見かける。いつも違うCDをウオークマンで 聴きながら出かけるのだが、何日か前に聴いたインドのタブラ奏者Zakir HussainのCDがこの近辺のエスニックな雰囲気と呼応してサントラみたい な感じがした。この辺りにはコンテンポラリージャズやクラシックよりも民族の香りのする音楽が合うのかなあとか、別に答えようのないような どうでもいいようなことをぼんやり考えてしまった。現に家の前は交差点で車から時々大音量でアラブっぽいポップスやサルサが流れてくるのが 聞こえてくる。最初カーステレオからウードみたいな弦楽器とどすの効いた男性歌手の歌が流れてきたときは、ここほんまアメリカかー?と思っ てしまった。ボストンではこんなことなかったので。
Everlasting Everlastingというのはオリジナル曲のタイトル。昨日はこの曲をもとくんとリハーサル。書いたのはもう3年程前になる。その当時の自分にとって 最もセクションの多い大曲だった。セクションAから始まりHくらいまであった。それを今回はギタートリオでやろうということで、いろいろ試行錯 誤しながら練習。前はそれでいいと思っていたものが、これはこうした方がいいかも?など練習を重ねるにつれ疑問が出てくる。こういうセクショ ンの多い曲をトリオでやるためにギター、ベース、ドラムスがうまく機能しながらできたらということでやっていくうちにかなりいい感じに仕上が ってきた。これからどうなるか楽しみだ。
ライブミュージック 先週、今週と約半年ぶりのWayne Krantzトリオを見に行った。「生きた音楽」という言葉がぴったりはまる、そんな音楽だ。こういうライブを見る と自分の中で何かが感覚的に反応しているのを感じる。上手く言えないが、簡単に言えば音楽が元気をくれると言った感じだ。そして演奏している ミュージシャンの、自分の信じた音を出す、というその顔、ほんとにいいなと思った。このトリオに限らず、自分のバンドなど身近なプレーヤーで も、彼らが本気で音を奏でる姿はぐっとくるものがある。今日見たAdam Rogersのバンドもそうだったが、こういう男らしい一本気なミュージシャン の演奏している姿勢に妙に感動する最近。
ニューギター 去年の12月から愛用している本郷ギターのページを作ってみました。
作曲アイデア この間までの日本での最後の一ヵ月程はいろいろ曲のアイデアが湧いてきたが、最近何かしら出てきてもなんかもう一つぱっとしない。別に悪くは ないけどどうも曲としての力がない。ここ1、2年でバンドのCDの作曲のスタイルからはだいぶ離れた曲が書けるようになった。それによって新し いインテルオセアニコの世界が拡がったと思う。でも、その書き方からなかなか脱皮できてない自分を感じる近頃。それを解決するには作っていく ことしかないのだが。
AM NYに来て3日経ったが時差ぼけはなかなか治らない。これを書いている今、午前3時半だか眠気は感じない。眠れない時日本ではよくAMラジオを聞 いていた。聞くのはNHK第一放送「ラジオ深夜便」。これを聞くととても落ち着く。内容、話がなかなかおもしろいのでずっと聞いてしまい結局眠れ なくなることもある。日本ではほとんどラジオはAMを聞いていたので、FMはうるさすぎてもう聞くのがつらくなってしまった。DJのしゃべりもかか る音楽もキンキンしてしんどい。反対にAMのあの独特の電波音や話し手のゆったりとした口調が、自分が普段の生活の中で忘れていた大切なものを 再発見したときのような感覚を与えてくれる。でも、ここNYではしばらく聞くことはできないが。
Session with Moto Fukushima 帰ってきて早速昨日、今日とバンドのベーシストもとくんと半年ぶりくらいにセッション、曲のおさらい、新曲合わせをした。自分の曲をもとくん と合わせる何ともいえない感覚が蘇る。やっぱり音楽やっててこういう時間が幸せに思う。日本にいる間に書いた変てこなリズムの曲もすらすら弾 くもとくんはさすがやなあとあらためて感心。早くドラムのFrancoも入れてやりたい(現在アルゼンチンへツアー中)。一緒にやって自分の課題が よく見えた。
*過去のinspiration